blog

新年の元気宣言

あけましておめでとうございます。

このメッセージも去年後半は少し休んでしまいました。皆さんから健康を心配されたりしましたが、全く元気です。ただ、あまりの社会の軽い、浅い、速い動きに驚いて少しく口を閉じていました。

正月、代官山の蔦屋書店に行き、自分が辿った青春の映画を3本3000円の安さで思い切りたくさん大人買いをして、正月はビリー・ワイルダー、アルフレッド・ヒッチコック、マイケル・カーティス、キャロル・リードらの粋な演出を楽しんでいました。
でもDVDを借りた映画『ハンナ・アーレント』に、とても感動し、沈黙の口を開きたくなりました。
今年は『ギャラク』や『ニューメディア』の取材で新年早々私の口が軽くなった言葉が出はじめています。
出版した『テレビジョンは状況である』(岩波書店刊)の終章に書いた「デジタルヒューマニズム」という言葉が今年のキーワードとして大きく動くような予感がします。
自分の本に触発されて自分が動かされるという新年の出発になりました。
今年もよろしくお願い申し上げます。