ウルトラクイズは日本テレビで放送された大型クイズシリーズだった。
それは毎年30パーセントを越える高視聴率番組となった。その第1回は、前年1976年の「コカ・コーラ90周年企画 夢と冒険!アメリカ大横断」の番組秘話から生まれた。
アメリカの偉大さ、雄大さ、豊かさを信じていた時代である。横断しながらのクイズドキュメンタリーに大勢の人が後楽園球場に集まって、アメリカ横断を志すクイズに挑戦した。
私はその第1回のプロデューサーを務め、番組の基本構想をつくった。テレビマンユニオンが日本テレビ、構成会社、製作会社と一体になって制作、企画、構成などを行い、この祭りのようなクイズショーに人々を結集させた。
このブログでは今まで発表しなかった第1回のウルトラクイズのプライベート写真をはじめて掲載する。その頃の風を感じてほしい。それは歴史的な楽しい記録なのかもしれない。
司会の福留功男さんとニューヨークで。
まだツインタワーも光り輝いていた。
サンフランシスコでのアメリカクイズ第1弾。
カーター大統領を迎えてのクイズと参加者に言い、
大統領のそっくりさんを招いた。
第1問は、「私はカーター大統領である。〇か×か」。
半分以上が〇と答えた。そんなことがあるはずがない。
世界一背の高い女性。
この浴衣を縫うのが大変だった。この写真を入れることを迷ったが、彼女はとても優しい心を持つ秘書だった。車も自分で運転する。2人での夕食の席で、気がついたら私は向かいに座っていた彼女の両足の間にはさまって座っていた。彼女はフェデリコ・フェリーニ監督に気に入られ、映画「ローマ」に出演している。フェリーニ監督からもらった腕時計を嬉しそうに私に見せてくれた。
こんなに大きなキスは生まれてはじめてである。
アメリカを横断中、ほぼ1ヶ月平均睡眠時間3時間の強行軍だったが誰も倒れなかった。
この番組は日本での放送番組というより、世界が注目し、おそらく日本初めてのフォーマット権売買を実現した。世界で注目されたリアリティショーだった。