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2016年はすてきなハッカーになろう!②

さて、昨日のグレアム氏の言葉の続きです。
私はテレビの演出をつづけていますが、グレアム氏はこんな風にハッカー精神を教えてくれます。
ハッカーは几帳面な設計家ではない、ピラミッドを着々と作っていくような作業をするのではない。
「一気に集中して、素早く手を動かしながら、常に気を変えていく、木炭スケッチのようなものだ。映画の製作だって、最初に思っていたものとは程遠いものが出来上がる。完璧な映画をつくろうとしたら、決して終わることはないだろう」。「几帳面なんて言葉は優れたプログラマーが書く仕事ぶりからは無縁なものだ」。

現代の変化は理工系の変化だけではなかったのです。画家のような完全ではない文系の発想があるからできたというグレアム氏のやさしい言葉を聞いて、私は突然、小学生のように目覚めてしまったのです。
というのがブログの停滞の言い訳です。そして私は人工知能の厚い本に手を出してしまいました。
マーヴィン・ミンスキー氏の『心の社会』です。4500円もしました。
私の中の小さな個人的変化です。